トヨタランドクルーザーHJ61
工場出荷仕様(昭和63年初年度登録)
l/C61 vx(12HT)
直6ディーゼル4000ターボ(列型噴射ポンプ)
ハイルーフ
5MT
パートタイム4wd(フリーホイールハブ)
PTOウインチ
前後機械式デフロック
もちろんリーフリジット
・ 純正車輌に関するインプレッション
特別トヨタびいきでも、ランクル通でもなかった。サファリにラガー、ジムニーにデリカの経験もある。
そんな中でロシアの大地を行くならランクル(60)がいいなと思う。
まずサイズが申し分ない。大量の荷を積み、長距離を駆るに実に楽だ。カーゴスペースが広いのでいつでも足を伸ばして寝ることが出来る。移動、荷運び、宿泊と考えたときホイールベースといい、トレッドといいJUST
SIZEだ。
ディーゼル列型噴射ポンプは粗食に耐えるので、どんな国の燃料でもあまり気にならない。
分配型に比べ心にゆとりが出来る。水につかるようなところでもガソリンの様な緊張感から開放されるのもいい。PTOもバッテリーに頼らなくて済むので山奥で余計な心配をしなくていい。心の負担が一つ減る。
デフロックは精神的支えであり、また、実際のスタック時のリバースには絶大な効果がある。
自重2トン半を超える車輌がスタックすると、もはや人力で何とかなる世界ではない。デフロックとウインチ。しかも機械式であることの安心感はなにものにも変えられない。
各部レイアウトについては設計者を表彰したい。
燃料タンクの位置、形状。トランスファーやオイルパンの位置、高さ。ラダーフレームを基準にした各部レイアウトはこの車が、どこでどのように使われるかを充分に検討されたうえで設計されていると思う。ここに、勲一等旭日大綬章。
100や80は確かにいい車だ。しかし補給もJAFも期待できないロシアで乗るにはシンプル且つ頑丈、修理も容易な60(2H/12HT)に信頼感がある。
だけど、正直に言おう!「80,90のあの軽やかな加速感はなんだ!」「1KZのハイエースもまるで車重を感じさせないトルクではないか。」「スペースギアのATだって乗用車のような乗り易さだ。」
10年15年の歳月は車世界では驚くほど早い、世紀が変わるほどの年月なんだなと思う。
「100には乗らないでおこうと思う、、。」
60ロシア極東ツンドラ・タイガ仕様
(Specifications for Russian Taiga)
タイヤ: 夏BFG MT 35x12,5x15 冬ジオランダーIT 315x75x16
ホイール:夏ヘレンズ15x9.5(-51) 冬ディアフィールド16x8.5(-46)
サスペンション:Fアクティブサス+グリーサブルシャックル(4インチアップ)初期品
Rアクティブサス+グリーサブルシャックル(バージョンU)
ショック:ランチョRS9000
ステアリングスタビライザー:4way
ナックルアーム:キープスラントナックルアーム(正付用)
ブレーキホース:特注延長ステンメッシュ
トランスファーダウン:関西圏の専門ファクトリーからの取り寄せ(4個Set)
フロントプロペラシャフト:ダブルカルダン。(ビッグラン札幌ワンオフ/RVファクトリー調整)
フロントキャスター角補正:ビッグラン札幌ワンオフ
エアエレメント:ユニフィルター
シュノーケル:サファリシュノーケル
マフラー:サクソン ステンレスマフラーダウンテール
フロントリーフピボット部増し溶接。 |
*各パーツのインプレッション公開。一消費者として辛口でいきます!
タイヤ:現在はBFGのMT。このタイヤの前にATを使用したこともある。比べることは出来ないが、現MTの踏破力の強いこと、よっぽどのことが無い限り2駆で充分。ロシアで使用することがはじめから想定されてたごとく、現地事情にあっていると思う。サイズは31,33,35と試してみたが、幅と径のバランスは31と35が良いと思う。そして実際現地走行ではやはり35が道を選ばないので一番だ。もちろんマニュアル車の場合はトランスファーダウンとの組み合わせが必要であろう。(ロシア極東でも35が出回り始めているが車輌のほとんどがオートマチックのサファリだ。)
* 31で走行していたときは何故か砕石によるパンクが多かった。60クラスの車重に荷を満載しての走行ではやはり負担が大きかったのかもしれない。
ホイール:へレンズ、メーカーにこだわったわけではない。単に9,5J(-51)が他に無かったからだ。しかし正解だった。質がいい。経年劣化が全く無い。いいアルミを使っているのかな?値段以上の質と思う。冬で使っているディアフィールドは経年劣化が早く値段の割りに傷みが早い。
「以下クレームを含んだ内容なので、ちょっとやさしめに書きます。」
サスペンション:キープスラントのアクティブサスを使っています。初期品を現在F側で13万キロを経過し今も使っていますがヘタッていません。4インチアップのまま、まだまだいけそうです。スパンの関係でしょうかシャックルが少々立気味なのが失敗のような気がします。初期品はR側も立気味で、ピボット部へのストレスが直角に入力されちょっと心配です。バージョンUはスパンも長くなりこの問題が解決されています。現在R側にバージョンUを入れました。初期品は9万キロでヘタリはじめ、10万キロで急激に劣化しました。12万キロ時で交換としましたが、左が親バネ中央部折損。右がセンターピン折損でした。F側とR側での耐久性に大きな差があり、エンジン・ウインチで重量的に高負荷のかかるF側よりR側がもたなかったのが意外でした。
現在バージョンUをR側に採用しましたが、失敗でした。キャンパーベッドを積んでいるためでしょうか4インチはまったく上がらず尻下がり状態です。多分設計上、カラ荷を基準にレートを出していると思われ、キャンプ道具を積むとほとんどボトム状態です。ツーリングには不向き!大失敗!
カラ荷で走ることがほとんどないので、どうしようかと思案してます。増しリーフか?
グリーサブルシャックル:GOODデス。耐油ブッシュと併用していますが、今回R側のリーフ交換で12万キロ後のブッシュを見ましたがほとんど劣化していなかったです。これは見事!
ショック:お約束と化したRS9000。ダイヤル2、3、4で使ってみましたが違いがわからなかった。
リーフにあわせたストロークが欲しかっただけなので、コメントありません。すいません。
ステアリングスタビ:4WAYを使用しています。33インチMTを履いていた時代、取り付けステーがちぎれたことがあり、知らずに乗っていました。その後一時はずして乗り、また付け直しましたが違いがわからなかった、、、、。「私だけ?」
ナックルアーム:キープスラントの正付け用、これはいい!4インチアップにしたためステアリングロッドに角度がつき、タイロットエンドから「ゴキ!」とか「ゴクン!」とか気味の悪い音がしていたが交換したとたん無音!本来はタイロッドの位置を上げてヒットしないようにと考えられた物らしいけど一石二鳥!高いけどお奨め!
ブレーキホース:特注延長ステンメッシュ。こちらもお約束ですね!
トランスファーダウン:35インチを履いているためギア比をどこで下げるか悩んでいたときに、出ました!トランスファーダウン!
走る場所が場所だけにファイナルに負担をかけるのが心配で、関西圏の専門ファクトリーからのリリース直後に即決。
しかし・・・僅か3年後、距離にして6万kmそこそこ、4個セットのうち2個のギア歯がかけた。
日本でのことで良かった。もしロシアだったら最悪!やっぱ出来るだけ純正部品のほうがいいみたい。
ショップにトランスファーギアって欠けるの?と電話をしたところ、「ノーマルだって欠けるヨ!。大きいタイヤ履いてるんでしょー。」でした。
確かに35インチを履いてます。でもキャッチコピーは「大径タイヤを履いてる方に〜」となってるのはどう
説明すんだ!まっJAFを呼べるところでのトラブルでよかったとします。高い授業料でした。(現在は純正のギアに戻しました。街乗りでは軽快な走りです。山へ入るとトルク不足は否めません。)
フロントプロペラシャフト:ダブルカルダン。これも是非必要!BJ60のダブルカルダンとHJ60のペラシャフの二個一をビッグラン札幌でワンオフ、RVファクトリーで「芯出し」してもらって一安心。出来ればフルバランスの物をリリースして欲しい。
シュノーケル:ロシアでは最も有効!なぜなら時々、「橋がない。」
マフラー:北海道の冬は塩カリ。ロシアでは海辺の走行。ステンレスがいいですね。そして積雪とオフロードを考えればおのずとダウンテールの選択となります。60のステンのフロントパイプがないのは何故なんでしょうか?欲しい〜。
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