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RUSSIA SECTION

【ノマド|ロシアセクション】

趣味の旅

2004年6月18日 サハリン南部 (北見市 伊藤 庫二 様)

手つかずの大自然サハリン・リュートカ川のネイティブを釣る
”サクラマスよ銀色の魚体で挑んで来い”

hobby_img252004年6月18日遂にその日はやってきた。夢にまで見たその日だ。
AM6:00 起床。先ずがタバコに火をつけゆっくりと一本を吸い終える。
AM7:00 シャワーを浴びて身支度を整えホテルを出てレーニン広場の散歩と洒落込んでみる。人影はまばらだ。
昨夜は強かに飲んだらしく若者が酔いつぶれている。
(大きな声では言えないが、同じ様な経験がある。しかも一度や二度ではない)
AM9:00 朝食を終えるといよいよ釣りの支度開始。タックルを再点検する。
忘れ物は無いか何度も何度もこれでもかと入念にチェックする。(実は以前にロッドを忘れた苦い過去がある。自宅から3時間もの釣り場だった)完璧。後は迎えを待つだけだ。

hobby_img26AM11:30 ようやく目的地到着。川幅、水量ともに申し分無い。この場所はガイド自慢のポイントなのだそうだ。
河原に降りて水面を見ると少ないながらもライズを確認する。
さあ本番だ。逸る気持ちを押さえて装備を整える。
ロッド8.3フィート ・5# ラインDT5F リーダー4フィート ティペット6x 5フィートにストリーマー(10#)をセットした。
AM10:00 迎えの車が来た。挨拶を交わして乗り込み出発。

hobby_img27アップストリームで流れの向こうへキャスティング 十分に沈ませゆっくりとリトリーブする。
フライが流芯に入った正しくその時「ヤツ」がフライを喰えた。
 ”フックアップ” 強靭な手応えがロッドを通して伝わってくる。良型の感触だ。
しかしティペットは6xだから無理は出来ない。
「ヤツ」とのファイトの始まりだ。
「ヤツ」は上へ下へと疾走し、ラインを引き出して行く。3分、5分まだまだ抵抗は続く。

hobby_img28何分経ったのだろうか?漸く釣り人のペースになってきた。
少しずつラインを手繰り、寄せに係る。あともう少しでランディング。
しかし「ヤツ」は最後の力をふりしぼり上流へと走る。
リールが再び悲鳴を上げたが 、それも長くは続かなかった。”ランディング”終わった!


hobby_img29釣り人の足元に銀色に輝く「彼」が横たわっていた。
気がつけばガイドが後ろで写真を撮っていた。魚を抱えろ、撮ってやると言う様な仕草で釣り人を誘ったが断った。
「彼」とのファイトに水を差す様な気がしたからだ。
「彼」を川へ返した。ゆっくりと流れに戻って行った。
テントサイトに戻りガイドにスパシーバ!(現地で覚えた二つの言葉の内の一つ)あとの一つはピーバ(ビールの意味)そのピーバで喉を潤した後はお決まりのウォトカへ手を伸ばし、”高貴な釣り人”から単なる”酔っ払い”と化するのであった。

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