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 サハリン鉄道。日本時代にその基礎は築かれた。
樺太時代、南樺太には縦横に鉄路が延び、鰊・木材・パルプ・石炭等の資源を運び、日本とは稚泊航路に代表されるフェリーと接続し稚内と共に各地の港は大いに賑わった。特に大泊港(現コルサコフ)は拠点港として人・物・金の流れの中心となり大都市豊原(現ユジノ)の表玄関として隆盛を極めた。当時の鉄道桟橋は今も現役だ。
サハリンとなってからの鉄路も面白い歴史を紡ぐ。当時ソビエトは全土を広軌で繋いでいたがサハリンだけは日本の質の高い鉄道網をそのまま接収し利用することとしたため、サハリンのみ狭軌となった。この為ソビエト本土からフェリーで貨車ごと物資輸送をするシステムにおいて整合性を取るために真岡港(現ホルムスク)に車軸換装場を設けた。これはクレーンで広軌用車軸台車と上部構造を切り離し、狭軌用車軸台車に載せ替えるという荒技である。
これにより物資の積み替えをすることなく、真岡からは狭軌で各地へ物資輸送を実現した。現在、サハリンでは広軌化が進められている。これも面白い!
狭軌はそのままに、もう一本外側に鉄路を敷設して広軌化としている。狭軌も広軌も同時併用可能なハイブリッドである。これによりサハリンでは日本のJR中古車両が頑張っている。
残念なことに北海道同様に赤字路線が廃止されつつある。一頃よりずいぶんと寂しくなった。日本と同様にモータリゼーションが進んだことと物資の輸送需給が大きく変革したことによるものだ。
サハリンの鉄道は今面白い!!是非御覧いただき、そして体験していただきたい。

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