第39話 実録！タイムトリップ２０１０救出編(予告)
2010.12.15
2009年11月にロシア人の友人達と一週間ほどの予定でタイムトリップした。
行き先は100年前の日露戦争激戦地「奉天･旅順」だった。
残念なことに大日本帝国陸軍との戦闘に巻き込まれて全員が還らぬ人となった。
この一年、何とか全滅の前に救出できないかと、その機会をうかがってきた。
-
大日本帝国陸軍第三軍 侵出
-
二○三高地 露軍砲台
最今年、やっとその時が来た。
タイムマシンの手配がついたのだ。
ロシアから屈強な友人達30名が駆けつけてくれた。もしかすると救出できるかも知れない。
日本人としては幾分複雑な思いだが、21世紀のロシア人に罪はない。何とか元の時代に返してあげたいものだ。
今回のタイムマシンの到着予定地は明治37年10月から12月の「二〇三高地」。ちょうど「旅順・奉天戦」の3ヶ月前だ。しかしながら、陸軍大将 乃木希典閣下指揮下の第三軍が敵となる。
またしても激烈な戦いが予測される。現地係員の報告によると日本軍の攻勢は熾烈を極め、凄まじい破壊力の28サンチ榴弾砲による間断ない砲撃と、精鋭日本軍の繰り返される白兵突撃でロシア側は徐々にその士気を下げつつあるようだとのことだ。
-
新型タイムマシン2010
-
救出部隊 a小隊とb小隊
急がねばならない。史実によると二〇三高地は日本軍により12月5日占領されたとなっている。壊滅する前に21世紀のロシア人達を回収しなければならない。
救出チームは30名。3小隊に分けての投入である。チャンスは今回限り！
はたして、結果はいかに！？