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【ノマド|ロシアセクション】

旅のコラム

ロシアのウオッカ7

2009.05.25

今月のウオッカ/「マルーシャ」- プレミアムクラスのウオッカ

生産者:
有限会社「第一ブレンド工場」(ロシア中央部トゥーラ州トゥーラ市)
1976年創業。
従業員数‐600名。
生産力‐年産350万デカリットル以上。

 「第一ブレンド工場」社の主要事業は、ウオッカと、地下の深層から汲み上げたミネラルウオーターの製造で、工場では国際的な品質基準ISO9001の規定に従って生産が行なわれている。
 ウオッカは全て、完全にオートメーション化されたラインで生産されており、製造場所への職員の立ち入りも1度か2度に厳しく制限され、総合的なシステム監視が徹底している。ウオッカやミネラルウオーターの製造から出荷・輸送までの全システムが理想的な形で行われている「第一ブレンド工場」社の製品は、広い流通網をもって販売されている。
 ウオッカ「マルーシャ」はプレミアムクラスの品である。このような質の高いウオッカは、決して早飲みせず、ゆっくりと味わいながら口にすることで、良質の酒だけが持つ味と香りが楽しめると「マルーシャ」の製造元は語っている。「マルーシャ」は、豊かなコクを持つ高級ウオッカの、さらに繊細で多彩な飲み口がわかる、本当に通のウオッカ愛飲者の期待に応えるべく造られた酒である。
「マルーシャ」の特に素晴らしい点を述べよう。
・ 最上級の穀物蒸留アルコールと清涼な水だけで作られており、他の成分を加えていない。
・ 特別なブレンド技術で生産されている。
・ 常温で味と香りが特にはっきりと楽しめる。
また、品質保証も完璧である。
・ ブレンドマイスターのサイン入り。
・ 特別な着色の箔にナンバリングが施されている。
・ 手漉きの風合いを持つ紙をラベルに使用。
・ 壜には自然なグリーンを帯びた色調のガラスが使われている。
・ 壜の底は、高度な技術による独特のフォルム。

アウトドアクッキングのレシピ

野鳥のシュルパ(シュルパ:一般には羊肉を使った具沢山のスープのこと)】

 ロシアのハンターは、仕留めたばかりの野鳥(カモ、キジ、ガン、エゾライチョウ等)で作る料理をシュルパと呼ぶ。タイガの野営地で作るので、調理法はごく簡単であるが、ハンターの一人一人がこだわりの作り方を持っている。今日は、サハリンのハンター達が春先に水鳥を撃ちに行く時のレシピを紹介したい。

 カモは翼の先端と足と頭はそのままに、それ以外は全ての毛をむしる。そうして、鳥を毛の残っている部分で押さえ、皮に残っている羽毛や羽をガスバーナーか焚き火の炎で焼き切る。頭、足と羽の残っている翼の部分を切り取る。贓物を抜き、鳥の尾部にある黄色い尾脂腺(尻尾のこぶ)を取る。この部分は強烈な臭いと味があるので、ハンター全員が好みとするものでもない。すぐにシュルパを作らない時には、ここまで準備したカモに粉マスタードと黒コショウを3:1で混ぜた調味料を塗りこんで涼しい場所で保存する。5月のサハリンはまだ寒いので、この状態で3昼夜は保存可能である。

 シュルパにするカモは、3×4センチ位の大きさに切る。カモを丸ごと煮ることにこだわりを持つ向きもあるが、私の仲間の大方は、肉のおいしい部分が骨に多く残るので、丸煮は食べにくいと言っている。
 焚き火に鍋などの器をかける。お湯が煮立ったらカモ肉をいれる。肉の上には6センチ以上のお湯がかぶるようにして、弱火で2時間ほど煮る。肉が煮あがったら、4~6個に切り分けたタマネギを入れる。4羽のカモにタマネギ2個が目安。スープが再び煮立ったらジャガイモを加える。ジャガイモの量は好みで良いが、スープが具の上にひたひたにかぶるようにする。
ジャガイモが柔らかくなるまで煮る。鍋の下ろし際に、ベイリーフ、ウクロープ、長ネギ、コショウで味を調え、もう一煮立ちさせて出来上がり!

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